平成23年2月27日、T2Sは地球サミット2012Japan(※)で提案した「トレタテ江戸前食材プロジェクト」(※)のキックオフ・イベントとして、大地を守る会主催「だいちのわ2011・大地を守る東京集会」(オーガニックフェスタ)に参加し、そこで開催されたトークイベントにT2S代表・漆原さんが登壇しました。
大地を守る東京集会は、1978年から始まった生産者と消費者の交流イベント。会場ではマルシェにカフェに映像祭、子供向けワークショップや「餅つき・ながーい海苔巻き」体験、園芸福祉セミナー、就農相談など、様々な企画が目白押し。その中の一環のトークステージイベント「農業ってカッコイイよね」にて、NPO法人「農業のこせがれネットワーク」のいわて山形村短角牛・柿木畜産の柿木さん(写真左)と(株)みやじ豚の宮治さん(写真中央、NPO代表理事CEO)達と一緒に、T2S代表の漆原さんが登壇しました。
会場は、大田産業プラザPio。私・平松の地元ということもあって、個人的には張りきって会場入り。開場前から長蛇の列が出来るほど、盛り上がっていたイベントでした。
本番前のトークステージ打ち合わせ現場に私も潜入(写真左)。T2Sが進めている「トレタテ江戸前食材プロジェクト」について、限られた時間でどのようなことを伝え、何を感じてもらうか。終始なごやかな雰囲気の中、こせがれネットワークの皆さんと大地を守る会さん達と一緒に、綿密な最終打ち合わせをしました。
いよいよイベントが始まりました。T2Sが登壇した「農業ってカッコヨイよね」の前段は、J-WAVE「LOHAS SUNDAY」のラジオ公開収録カフェトーク! パーソナリティの丹羽順子さんによる軽快なトークで盛り上がるギャラリーを前に、我々のステージが始まりました。
こせがれネットワークのお二人のトークは、まさに「農業ってカッコイイ!!」と思えるものでした。
柿木さんは、農業と我々消費者との関係について「お金の使い方」をキーワードに話されておりました。「人間、すぐにでも変えられるのは、お金の使い方だと思うんですよ。毎日のお金の使い方を少し変えるだけで、農業にインパクトを与えられる。一年間で一回でもいいので、自信作の短角牛を買って食べてみてください」という趣旨のお話をされていました。
また、宮治さんは、都会で暮らす農家の息子達(こせがれ)を集めて「こせがれネットワーク」を立ち上げた経緯について「社会に対して何かしたい、と思っている人は、別に大きな事をしようと思わなくていい。楽しく、ちょっとでもできることを、すぐにやる。僕たちはそういうことをやっている」という趣旨のお話をされていました。
いよいよT2S漆原さんのトーク。漆原さんは、「トレタテ江戸前プロジェクト」を構想したことについて「我々は、農業については素人です。しかし、食べることについてはプロだと思っている。我々消費者は、毎日食べなければ生きていけない。食べることに対しては少なくともプロだと思っているんです。消費者としての立場で、もっと出来ることがあるのではないか。そう思って立ち上げたのが、このプロジェクトなんです」。
地球の裏側で採れた野菜を、新鮮さを失った段階で口にする毎日の都市の生活をどうにかしたい。農業白熱教室の話も含めて、話は多方面に展開されました。
会場は大いに盛り上がったまま、トークステージは終了。「トレタテ江戸前プロジェクト」は、大きく進み出しました!皆さん、今後もT2Sおよび本プロジェクトを宜しくお願いします!
レポート:T2S広報担当
(参考)
※地球サミット2012Japan…2012年にブラジルのリオで開催される地球サミット(Rio+20)に向けた、官民の有志によるプラットフォーム。若手官僚、放送作家、大学教授、若手社会人、NPOと多くのプロボノ達がつながるネットワーク(http://earthsummit2012.jp/home.html)。
※トレタテ江戸前食材プロジェクト…昨年8月、立教大学で開催された地球サミット2012プロジェクトの1回準備ダイアログにおいて、T2Sの平松が提案したサスティナ・プロジェクト。当日の様子とプレゼンの内容が分かる動画はこちらから⇒(http://earthsummit2012.jp/events_info_100829.html)一番下の動画の32分時点頃。
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