2012年4月7日土曜日

【報告】3.12東京学園2年生進路ガイダンスでそもそも会議をやってきました!!

3月12日、目黒区にある東京学園高等学校(http://www.tokyogakuen-h.ed.jp/) で行われた「そもそも会議」に参加した。今回行われたそもそも会議は、学校が行なっている2年生の就職希望者に対する2年生への進路ガイダンスの中で行ったもので、NPO法人「子どもの成長と環境を考える会」代表の白井一郎さんが企画されたものだ。

 そもそも会議のお題は、「そもそも働くって何?」で、2月10日に行われたそもそも会議in都庁(http://tokyo-think-sustainability.blogspot.jp/2012/02/in-210.html)と同じお題。高校を卒業して就職を希望している2年生に対して、5人1グループになり4グループ2交代で、T2Sメンバーやそもそも会議発起人の松井和彦さん5名が、社会人の先輩としてそもそもガイド(進行役)を行った。

 そもそもガイドをやらせていただいた中で、参加された学生からは、

 ・親に迷惑を掛けたくないから早く働いて自立したい。
 ・そのために、ニートやアルバイトはいやだ。定職について自分を磨きたい。
 ・世の中の訳に立てるように、公務員になりたい。仕事も安定しているし。
 ・兄貴が土木作業員で働いていてかっこいい。親から自立して俺にも小遣いくれるし。

など、意外と言っては失礼だが、しっかりした考えを持っている学生が多かった。

その一方で、

 ・料理人になりたいけど、勉強するだけのお金がないので、どうすればいいのか迷っている
 ・何をしたいのか、まだ決まっていない。

など、まだどうしていけばいいのか迷っている学生もいた。

 身近な家族がどのような働き方をしているのかによって、学生たちも影響をうけているようだ。中には、両親の仕事は、きついのでやりたくないなどの発言をする学生もいた。

 そもそも会議をやっていて気がついたのは、普段、こういった話を学生同士がしていないということ。そもそも会議中に、学生同士がどんどん話で盛り上がり、「お前そんなことを考えていたのか!」と言ったことを言ったりする学生がいたりした。互いの発言に刺激を受けたり、また、そもそもガイドの話に耳を傾けて、将来どういう仕事ややりたいのか?将来の自分像を考えている節をみられたのは、とても刺激的であった。
 「そもそも働くって何だろう?」このお題を就職を控えた学生たちに行なっていくのはとてもいいことだ。そもそも社会人だって、学生だった。その頃、実社会のことを想像できただろうか?社会人が学生だったころ、明確に何のために勉強をしているのか?将来どういう仕事をしたいのか?明確に考えている、決めている人がいるだろうか?そういった意味で、中学生や高校生のうちから社会人とそんなことを話して、自分の将来のことを考えるだけでも、勉強の仕方、モチベーション、生活の仕方はかわるのではないだろうか。

 最後に担当の学生と先生からの感想を頂いたので掲載したい。

<学生>

「働くってことは大変難しくて、答えがないことを知った。よけいに早く就職したくなったです。」

「意外にみんな話がいっぱいでた。自分の夢を一つの目標にしていきたいと思った。また、他人の意見が結構参考になった。」

「今回はグループコミュニケーションだったので、自分で考えて自分で発言して、他人の意見を聞いて、さらに自分の考えが広がった。最終的に思ったことは、やっぱり働いて見ないとわからないというのが、自分の答えだ。」

「はたらくとか、仕事の内容などを、グループになって話したりして、すごく楽しかった。人によって考え方も、なぜ働くのかということも全く違う。働くことについてすごくかんがえさせられた。」

「今回の話を聞くかぎり自分がなぜ働かないのかと再び思い解すことができた時間だと思い、良い話が聞けたと思った。まず働くという目標を持つ!!」

<先生>

「ワークショップ形式で、初対面の大人と対話するというのがよかった。日頃、どちらかというと不まじめな生徒も、大人しい生徒も、みんながそれなりにちゃんとかたれていた。ということに、社会人の方々も驚いていた。誉めていた。」
今後、中野の実践学園など首都圏の高校、大学などでそもそも会議をおこなっていく予定である。そもそもガイドになりたい大人を大、大募集!

レポート:如月弦太郎

2012年4月3日火曜日

【募集】東北に福アレッ!復興応援ボランティア ツアーを企画、運営、参加してくれる方募集!

今年の夏に、南三陸町の福興市にいってみませんか?


一緒に企画を考え動いてくれる人、参加したい方募集!!

4月11日に西新宿で打合せをしたいと思います。

参加希望の方は伝助に入力を!(飲食代実費負担)

http://densuke.biz/list?cd=zhPXXH6DMcNZ7J7A

ちなみにこの企画は、都庁の新人かつ都庁チアガール部部長の青木(リエポン)

さんが発案の企画です。

東京チアガール20人と一緒にバスにのって南三陸の福興市に行こう!

http://fukkouichi-minamisanriku.jp/

以下、企画案です。ツアーについては4月中に調整し、5月に確定したいと思っています。

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T2S(Tokyo Think Sustainability)東北に福アレッ!復興応援ボランティア ツアー

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 私たちの住んでいるまちをサステナブルなまちへ。

 専門性や立場の異なる有志が集い、学習と実践を通じて、大いなる夢の実現を目指すグループです。環境や資源だけでなく、震災以降は地域の中小企業、商店街の振興、地域活性化につながるテーマに重点をおいて活動しています。

 今回のT2Sの東北応援ボランティアツアーでは、震災によりコミュニティが崩壊する危機に直面しながらも復興の足がかりを得た宮城県の「南三陸町」を訪ねます。住民(民間)・役場(行政)・商工会(中小企業)がどのように連携し、被災したコミュニティを守り新たな町づくりに臨んでいったのか、各方面の重要人物のインタビューを通じて、その実態を触れます。ツアーの主目的である ボランティア活動 は、同町が震災からいち早く復興の狼煙を上げたイベント「福興市」のお手伝いです。  「福興市」は、南三陸町から隣町への移住を余儀なくされた町民同志が月に一度、顔を合わせ、復興を祈願するお祭り。開催直後から多くの支援者が集まり、今ではボランティアを含め毎回、2万人近くの来場者が足を運ぶまでになりました。

 被災地で開催されるイベントとして最も成功したケースと言われています。また復興のキーとして忘れてはならないのが、NPOやボランティアの存在です。これらNPOやボランティアは全国から支援に来た有志たち。長く滞在するものが来たばかりの人たちを束ね、コニュニティを作っています。このボランティアとのセッションもツアーに含めてみました。短い期間のツアーではあるが、地域振興、コミュニティ、役場の関わり、民間人の活動など、どれをとっても密度の濃い現場が体験できると思い、以下のプログラムを提案します。

■平成24年7月27日~7月30日(月) 定員最大40名/バス

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7月27日(金)【夜】

        ・東京 都庁前発 23時~         【車中泊】

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7月28日(土)【早朝】

        ・石巻 現場体感 経由~ 登米市着

       【午前】

        ・全体像レクチャー 被災から今日まで(1h)

         →これまでの歩み 登場人物、出来事、アクションとレビュー

         ・仮設住宅 視察 コミュニティカフェ

         ・雇用創出事業 状況

       【午後】

        ・南三陸町 現場体感 津波語り部

        ・復興 重要人物インタビュー(時間の合間を見て)

         →商工会、漁協、役場、福祉課、観光課、学校関係者、

          住民 自治会長など

        ・福興市 設営ボランティア活動

         →夕方位からのお手伝い

       【夕】

        ・福興市ボランティア宿舎 前日MTG見学(社務所)

       【夜】

        ・シェアリング (登米市内泊) 【登米泊】

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7月29日(日)【朝】

        ・登米宿場発 南三陸 福興市準備手伝い

       【午前】

        ・福興市ボランティア活動

       【午後】

        ・福興市ボランティア活動

       【夕】

        ・福興市 打ち上げ参加(ムービー)

       【夜】

        ・21時 南三陸町出発 【車中泊】

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7月30日(月)【朝】

        ・6時~7時 新宿 都庁前着

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