そもそも会議のお題は、「そもそも働くって何?」で、2月10日に行われたそもそも会議in都庁(http://tokyo-think-sustainability.blogspot.jp/2012/02/in-210.html)と同じお題。高校を卒業して就職を希望している2年生に対して、5人1グループになり4グループ2交代で、T2Sメンバーやそもそも会議発起人の松井和彦さん5名が、社会人の先輩としてそもそもガイド(進行役)を行った。
・そのために、ニートやアルバイトはいやだ。定職について自分を磨きたい。
・世の中の訳に立てるように、公務員になりたい。仕事も安定しているし。
・兄貴が土木作業員で働いていてかっこいい。親から自立して俺にも小遣いくれるし。など、意外と言っては失礼だが、しっかりした考えを持っている学生が多かった。
その一方で、
・料理人になりたいけど、勉強するだけのお金がないので、どうすればいいのか迷っている
・何をしたいのか、まだ決まっていない。
など、まだどうしていけばいいのか迷っている学生もいた。
身近な家族がどのような働き方をしているのかによって、学生たちも影響をうけているようだ。中には、両親の仕事は、きついのでやりたくないなどの発言をする学生もいた。
そもそも会議をやっていて気がついたのは、普段、こういった話を学生同士がしていないということ。そもそも会議中に、学生同士がどんどん話で盛り上がり、「お前そんなことを考えていたのか!」と言ったことを言ったりする学生がいたりした。互いの発言に刺激を受けたり、また、そもそもガイドの話に耳を傾けて、将来どういう仕事ややりたいのか?将来の自分像を考えている節をみられたのは、とても刺激的であった。
「そもそも働くって何だろう?」このお題を就職を控えた学生たちに行なっていくのはとてもいいことだ。そもそも社会人だって、学生だった。その頃、実社会のことを想像できただろうか?社会人が学生だったころ、明確に何のために勉強をしているのか?将来どういう仕事をしたいのか?明確に考えている、決めている人がいるだろうか?そういった意味で、中学生や高校生のうちから社会人とそんなことを話して、自分の将来のことを考えるだけでも、勉強の仕方、モチベーション、生活の仕方はかわるのではないだろうか。
最後に担当の学生と先生からの感想を頂いたので掲載したい。
<学生>
「働くってことは大変難しくて、答えがないことを知った。よけいに早く就職したくなったです。」
「意外にみんな話がいっぱいでた。自分の夢を一つの目標にしていきたいと思った。また、他人の意見が結構参考になった。」
「今回はグループコミュニケーションだったので、自分で考えて自分で発言して、他人の意見を聞いて、さらに自分の考えが広がった。最終的に思ったことは、やっぱり働いて見ないとわからないというのが、自分の答えだ。」
「はたらくとか、仕事の内容などを、グループになって話したりして、すごく楽しかった。人によって考え方も、なぜ働くのかということも全く違う。働くことについてすごくかんがえさせられた。」
「今回の話を聞くかぎり自分がなぜ働かないのかと再び思い解すことができた時間だと思い、良い話が聞けたと思った。まず働くという目標を持つ!!」
<先生>
「ワークショップ形式で、初対面の大人と対話するというのがよかった。日頃、どちらかというと不まじめな生徒も、大人しい生徒も、みんながそれなりにちゃんとかたれていた。ということに、社会人の方々も驚いていた。誉めていた。」
今後、中野の実践学園など首都圏の高校、大学などでそもそも会議をおこなっていく予定である。そもそもガイドになりたい大人を大、大募集!
レポート:如月弦太郎
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