2012年2月8日水曜日

英字サイト開設のお知らせ

このたび、T2Sでは、都市の持続可能性に関する情報を、より広く世界に発信するために、英字サイトを開設しました。

アクセスはこちらから[http://t2s-english-ver.blogspot.com/]


・このサイトの内容は、基本的に本Webサイトの英訳となります(当面、英字ページの独自コンテンツは作成しません)。
・このサイトの作成は、数名の翻訳ボランティアスタッフによって行なわれます。従って、日本語Webサイトの更新と、必ずしもリアルタイムに連動はしません。あらかじめご了承ください。

今後も、当方の活動へご協力いただきますよう宜しくお願いします。

英訳ボランティアスタッフに感謝を込めて
T2S広報担当

【English Ver.】
The announcement of the Opening of English Site
This time, T2S opened English site in order to provide information about the sustainability of city broadly.
The contents of this site are basically the translation of Japanese website.
(For the moment, we do not have original contents of English pages.)
This translation site was produced by some volunteer staffs. Therefore, this English page update is not always updates that of Japanese pages at the same time.

Thank you for your understanding and cooperation.

Written by T2S publicist

2012年2月3日金曜日

【告知】「そもそも会議in都庁 社会人×大学生」2月10日ニートの日に考える~そもそも働くって??~

日時:平成24年2月10日(金)→ニート(210)の日

時間は18:30からですが、自己紹介などをして19:00から開始します。
場所:都庁会議室(予定)
参加費:500円 (学生は無料)

主催:TokyoThinkSustainability(T2S)&そもそも会議

内容:
・自己紹介など
・「そもそも会議とは?」松井和彦氏(そもそも会議発起人)
・「働くって何だろう ~そもそも論的アプローチから~」T2Sスタッフ
・そもそも働くって何だろう? 社会人20名×学生20名
・ハーベスト共有

・別会場に移動後、交流会 会費3000円
参加申込み:http://kokucheese.com/event/index/24991/

~2月10日ニートの日に都庁にて~

都職員の方を中心に社会人20名×学生20名で、「そもそも働くってなんだろう??」というテーマのもと、そもそも会議を行いたいと思います。

現在、大学生の参加者募集中ですので、ぜひ、お友達お誘いのうえ、参加表明をお願いします。

社会人の方は、漆原さんを中心に都職員の方々の方でお声かけを行っておりますが、人数バランスが悪い場合はそもそも会議スタッフの方が入っていただければと思います。
なお、そもそも会議、T2Sについてはこちらをご参考にしてください。

【そもそも会議】
https://www.facebook.com/somosomo.kaigi

【TokyoThinkSustainability】
持続可能な社会を目指し活動しているプラットフォームです。
http://tokyo-think-sustainability.blogspot.com/

http://www.somosomo.info/

2012年1月29日日曜日

【報告】東京の中小企業振興って何だろう~東京都の施策と企業現場を学ぶ~(レポート)

1 企画のねらい

○ 東京の産業振興に関わっている自治体職員から、産業施策及び中小企業論の概要を聞いたうえで、さらに企業現場を訪問し、都の企業の技術力等の高さを実際の生の現場で体感し、東京で働く自治体職員としての見識と現場の体感力を高める。

○ そして、本当の「東京における中小企業振興とは何か」を考える。

2 開催日程

  2012年1月13日(金)18時30分から21時 都庁第一本庁舎会議室

3 当日の講師

(1) 東京都産業労働局企画担当課長 奥山雅之氏。商工部計画担当係長、商工施策担当課長などを経て現職。東京都産業交流展の開催、東京都産業振興指針2011の策定等に携わる。

(2) 東京都産業労働局商工部創業支援課係長(八王子市役所から派遣) 鈴木泰氏。八王子にて10年以上産業振興に携わっており、他にもまちづくり活動など多彩に活動中。

4 当日の参加者(講師2名除く)

 ○25名(東京都職員13名、東京区市職員5名、民間5名、その他2名)。

5 主催団体(T2S及びTOPICの共催)

(1) Tokyo Think Sustainability(略してT2S)

「持続可能な東京」を考えるプラットフォームとして東京都職員、民間企業、大学関係者などが参加するコミュニティ。

(2) Tokyo Public Innovators’ Community(略してTOPIC)

「東京から公共をあたらしくする」を合言葉に、東京で働く公務員のつながり作りを目的としたコミュニティ。主に東京都内で働く自治体職員などが参加。

6 当日の内容

(1)鈴木係長からのお話

 二つのテーマがある。①持続可能な社会の中で中小企業はどんな役割を果たすのか、②持続可能な社会モデルとしての中小企業。

①持続可能な社会の中で中小企業はどんな役割を果たすのか

  ○中小企業の地域で果たしている役割は、雇用の受け皿、社会的分配機能(所得、税)など。

  ○産業構造の中での中小企業としては、大手企業の不採算部門の中小企業への移転があり、試作を続け、多品種少量品を生み出し、ニッチ部門でしたたかに生きていく。

  ○持続するためには、イノベーションをしていくが、≒成長ではない。全ての中小企業がユニクロのような成長を目指しているわけではなく、適正規模で成長をコントロールしている企業がある。

②持続可能な社会モデルとしての中小企業

 ○長続きしたシステムとして、江戸時代の農地・雑木林、河川管理、そして、日本の中小企業。中小企業では、世界で一番長持ちをするのが日本の中小企業(100年企業)。例えば、江戸時代に八王子にあったとっくり亀や(宿屋)は、現在は黒沼鰹節店というお店になっている。宿場から商工都市への変化を受け止めた

 ○その持続可能な社会モデルに学ぶに学ぶとしたら、リスクを避ける→リスクを管理するという考え。複雑な仕事をする中小企業は工夫で持っている。中小企業は器用仕事(ブリコラージュ)のプロ。

 ○中小企業支援の論理として、中小企業は地域と運命共同体である。

・公的支援の論理的、倫理的理由(地域経済はコミュニティ、教育、文化、福祉などと同じく地域を形成するパート、言い換えれば自治体の固有業務である、多くの納税者の生活を支えている(大企業と共通))

・弱み→間接部門 (営業、財務、知財、人材育成…)←公的支援

・イノベーションの支援→動的平衡の概念(世代交代、技術支援、新市場開拓)

・創業支援→企業は生き物で生まれたり死んだりする、新しい芽を育てる、より良い生息地(ハビタット)形成

 ○成熟した都市は産業都市を目指す

  ・多摩からの視点 吉祥寺、立川、町田、多摩、南大沢。

(2)奥山課長からのお話

 1.産業政策とは何か。産業活動、企業の活動をいかに国、地域の豊かさに結びつけるかということ。

2.産業、企業とは何か。企業は、株主やステークホルダーとの関係性の中で、自らの利益を最大化していくことが目的。

3.「豊かさ」とは何か。物質的・経済的、精神的、文化的、社会的、自然環境的。

4.企業と地域の豊かさ。企業の目的は、ニーズに的確に対応した製品・サービスの創出・提供。そして、その結果、雇用の場、人材育成の場となる。利益を獲得し、株主等に対する利益の還元、税金等による、地域の住民の福祉向上への還元が生まれ、技術・ノウハウの蓄積、イノベーションの苗床となる。さらに、「地域貢献」し、「企業市民」となり、「コミュニティ」を支える一員となる。

5.産業政策の役割とは、自助努力・自己責任の原則の中で、公平な競争、競争条件の整備をしていくのが産業政策の役割。

6.中小企業振興とは何か。中小企業とはどのような存在か。従来は保護する対象だったが、現在は保護ではなく、行政は活躍を支援していく立場。

7.産業政策の推進にあたって、次の点を留意していく必要がある。創意工夫・企業家精神の喚起、自助努力・自己責任の発揮、政策資源と政策効果とのバランス、中長期と短期との複眼的視点、他の政策主体との役割分担・連携

8.グローバル経済の下での地域産業政策

9.政策と企業のCSR
7 次回の企業訪問(八王子市内)について

○ 1月27日(金)14時から行う予定。八王子にある株式会社エイビット様及び株式会社エリオニクス様を訪問します。

(文 ふじた)

以上

2012年1月24日火曜日

【うるし日記1】漆工房見学レポート!(12.27)

少し前になりますが、12月27日に漆工房見学にいってきました。
驚いた点が3つ。

・23区の普通の住宅街に漆工房がある。

・職人さんといってもとっても若い。(お年は聞きませんでしたがたぶん20代)

・ガラス以外は何でも塗れる。そしてきれい。

いろんなものに塗れる点と漆の独特の質感は、いろんなデザインに使われてもよさそうな気がしました。

朱や金だけでなく、緑や紫、青など、飴のような光沢とともに漆黒に映えて本当にきれいです。

漆のもともとの色や質のため厚みのある色になりますが、酸化チタンの登場でカラーバリエーションが増したそうです。
お邪魔したのは、練馬区の大泉学園駅から徒歩10分ほど歩いた住宅街にある、蒔絵職人山口さんの工房です。

漆器などの伝統製品は工程ごとに職人さんがいるらしくとてもシステマチックな分業体制(組立、塗り、加飾など)のようです。

蒔絵とは、漆で書いた絵に金粉や色粉で色をつけたものだそうです。

とてもおしゃれですね。

何でも塗れる、ということで、地球儀をつくってもらいました。
みなさんも自分だけの漆製品をつくってもらってみてはいかがですか?

以上です。

(本レポートの写真の作品は、御蒔絵 やまうち  山内泰次 のものです)

報告者:長谷川

2012年1月23日月曜日

【報告】新宿年末クリーン大作戦に参加してきました(12.16)

12月16日新宿区が主催した新宿年末クリーン大作戦に参加してきました。

(詳細HPは、以下参照)
http://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file11_02_00004.html)朝



7時30分に新宿西口モード学園のビルの前に集合して一斉に掃除を行いました(左写真1は、集合場所の様子)。



 当日は、看板をもっていた担当が集合に遅刻し、参加希望を出されていた方とお会いできないハプニングがあり、大変申し訳ありませんでした。



だたのゴミ拾いですが、普段みないような足元をみることで、まちの発見があります。また、仕事前の朝に職場の近くを掃除する心地よさを感じることが出来ました。


T2Sの参加については、新宿区エコ事業者連絡会からのアナウンスで団体参加となっています。参加団体名として新宿区のサイトに掲載されました。また来年もメンバーと共に参加したいと思います。

(左写真2は、掃除の様子)

2012年1月15日日曜日

【報告】サスティナブル・シティ研究会レポート(12.22)

12月22日 東京大学本郷キャンパスで、東京大学鎗目准教授、エドワード福井さんとサスティナブル・シティ研究会を行いました。

研究会としては、現在、ご活躍中のお二方をお招きしてお話しを伺いました。

お一人目は、PNBアセット・マネジメント・ジャパン株式会社 代表取締役 水島 正氏から、『マレーシアの国家ファンド PNB社 の日本での活動について』

 もう一人は、東京都副知事 猪瀬 直樹氏から、『東京都が実行する多様なエネルギー供給の具体策』です。
◆PNBアセット・マネジメント・ジャパン株式会社代表取締役 水島 正氏

水島さん(あえて親近感を込めて「さん」と使わせていただきます。)からは、マレーシアという国、アジアの中のマレーシアの立ち位置について、そしてPNBの会社の説明とPNBの事業活動についてお話いただきました。

■アジアの優等生“マレーシア”

「マレーシアについてですが、以下のような特徴があります。

・ASEAN、英連邦にありながらイスラム諸国会議機構に参加している唯一の国である。
・マレー系、中国系、インド系と民族が多様である。
・マハティール首相のLook East政策以降の親日国である。
・天然資源大国として、スズ、ボーキサイト、金、鉄鉱石、原油、天然ガスを算出している。
・先進のイスラム金融大国である。(証券市場規模はシンガポールについで2位)
・2020年までに先進国の仲間入りする目標を立てて工業化を進めている。(GDPはアセアン第3位)」

などの説明がありました。

■経済成長と持続可能性の両立を目指したマレーシアの新経済モデル

「2010年3月に発表された新経済モデルには、「高い経済性」「持続可能性」「包括性」3つの基本方針を掲げている。」

国民の高所得化を目指す中でも、将来世代につけを残さないという「持続可能性」が基本方針に含まれている所が、国の方針として明確でわかりやすい。また、「包括性inclusiveness」はちょっとわかりにくいのですが、健全な国家からできる限り関係する国と多くの利益を得ること?(英語の理解が十分でなくすみません。)という説明がついていました。この政策については、ビデオを見せていただいたのですが、発展するアジアの国ということと、サスティナビリティの概念を強く打ち出しているように感じました。ただ、屋根瓦のメーカーが一面に出ているのですが、チョット層がまだ薄いように感じました。この辺は、水島さんもおっしゃっていました。
■イスラム国家の国営金融会社であるPNB

「PNB(Permodalan Nasional Berhad)ですが、直訳すると国営株式 株式会社だそうです。設立目的としては、政府の新経済政策の中心機能で、①ブミプトラ社会に株式投資を通じた貯蓄を促進②ブミプトラの経済的地位の向上③マレーシアの産業創出の3つです。」

ブミプトラというのは、イギリス植民地時代に、イギリス人や華僑より地位が低く、搾取されたマレー人の地位等の向上を目指した政策で、マレーの歴史を物語っています。
「PNBの特徴として、総額5兆円の運用資産があり、不動産投資信託、不動産投資、政策株式投資VC投資等のポートフォリオを運用している。ただし、社債などはやらない。」

ここのニュアンスとして、金儲けだけのための投資活動は行わないと説明を受け取りました。株主は、首相が理事長の国営財団だそうです。
■PNBJapanとは?

「PNB Japanですが、PNBは海外にシンガポール、イギリス、日本と3拠点もっているそうです。日本に拠点を置いているのは、マハティールさんの親日志向だから。」

日本人としては、大変うれしいですね。日本拠点は、日本、中国、韓国、台湾の上場株式投資を行なっていると説明がありました。

大変興味深いのは、投資先に、エシカル・スクリーニング・メソドロジー(Ethical Screening Methodology)というスクリーニングをかけることです。これは、イスラムからみて不健全な活動に関与しないという強い倫理的な意思を感じました。コアなスクリーニングとして、8つ掲げていて、ゲーム産業、たばこ、ギャンブルや先ほど説明した社債などです。また、財務的なパラメータチェックとして、自己資本率が1/3以上あることなど、健全性とともに、キャッシュを貯めこんではいけないということがイスラムの経典の中で(その中で1/3ということも)うたわれていることから決められているとのこと。
■会場からの質問

Q1)ゲーム産業がだめというと、任天堂などのゲームメーカーだけでなく、モバゲーなどネットワークを介している会社もあり、クラウドコンピューティングなども含めて、IT産業自体が投資対象から外れるのでは?

Q2)オリンパスの事件などをみても、表面的に会社として健全なのかどうかがわからないが、何かそこまで調査できるのか?

などがあり、水島さんからの回答として、

A1)質問の内容については、難しいところ。でも8項目の制限は厳しく思われるかもしれないが、実際に引っかかる企業は、全体から見ると少ない。

A2)内部的な部分の調査は、かなり難しい。だが、有価証券報告書の「問題」の欄をみるとその会社がどのような姿勢で会社を経営しているのかよくわかる。

◆東京都副知事 猪瀬 直樹氏

水島さんの講義が終了する頃、猪瀬さんが会場に来られました。前段の水島さんのお話しを猪瀬さんに伝えると、「是非、東京がやっている発電所建設に投資してください。」と水島さんにおっしゃっていました。
■東京と大阪の連携で電力事業にくさびを入れる

猪瀬さんからは、研究会の前日に、都庁に橋下市長が来られた際に話した内容について、まず話がありました。国や東電が、総合特別事業計画を打ち出そうとしていることを、

「株主に説明もなく重要なことを決めていいのか?」、
「秘密で株主総会をやっているようなものだ」

と指摘し、大阪と連携して、東電、関電の大株主として、今後の電力事業について株主提案をしていくことを橋下市長と話したとおっしゃっていました。
■複合的なメリットがある天然ガス発電所の建設

次に、今進めている天然ガス発電所建設について説明がありました。
「首都圏の経済活動、企業活動を支える電力供給が現状まだ不安定、不十分で、今の東電には、電力需要をまかなう発電所の建設は無理である。東京湾周辺には、運転期間が40年を超える火力発電所が約850万kWあり、5年後には1500万kWとなる。

東京都では、九都県市連携でファンドを作り、天然ガス発電所を建設する。東京都では、組織の縦割りを打破するために、プロジェクトチームを作り調査を進め、東京湾周辺に建設候補地を上げている。

なぜ、天然ガス発電所かということについては、建設費が安いこと。発電所建設に当たって必要な敷地が少なくてすむこと。これらは、川崎天然ガス発電株式会社の発電所をはじめ水力、コジェネ、地熱発電所を視察に行ったことなどを踏まえて検討した結果であり、天然ガス発電所は、100万kW級でも6万平米(川崎火力発電所を例に、実際は、緑地があるので発電施設としてはもっと狭い。)と用地が少なくてすむことである。

建設コストとしては、川崎火力発電所の場合、平成18年に運用を開始されたこともあり、建設費は600億円でできた。しかし、現在は、中国の建設ラッシュの状況などもあり、鉄鋼等の価格が上昇し、1000億円程度かかると試算している。その資金として九都県市が公共セクターとして拠出するが、足りない分は、公共セクターの信頼を活かし民間から2割くらいの投資を見込んでいる。

老朽化した火力発電所の発電効率は、約40%であり、それを最新の天然ガスコンバインドサイクルにすると、効率は60%で1.5倍の電力が得られる。いつ壊れるかわからない老朽化した発電所を更新することは、電力の安定的な供給を確保するだけでなく、環境にもとてもいいことになる。」
■電力送電網は高速道路、発電所はS.A.

「発電所をつくる計画とともに、発電した電力をどのように送電するかということをかんがえなければならない。東電の固定試算について分析した結果、発電所は約2兆円、送電網については、約5兆円となっていて、発電所より送電網が2.5倍もある。資産管理上も運用上も送電網が重要であること。電力事業を高速道路に例えると、発電所は、サービスエリアで、送電網が道路であるということが分かった。」
■発送電分離は、「言語明瞭、意味不明」

橋下市長との会談で、マスコミが「発送電分離」という報道をしているが、猪瀬さんはそんなことを言ったのではないとおっしゃっていました。

「『発送電分離』というのは言語明瞭意味不明。マスコミは表面的なことしか取り上げず、深い考察、議論がされていない。発送電分離とはどのようなことか、きちんと理解をしている人が少ない。」

原発事故など東電バッシングの中で言葉だけが先行していることに会場の参加者も気付かされたと感じました。

発送電分離より、なぜ電力会社が9社もあるのか、ということに触れられています。

「今秋に東北電力の供給能力が100%に近くまでいったことで、東電から融通された。周波数の関係で東西の統合は無理があるが、むしろ統合すべき。」
このことは、東京メトロと都営地下鉄の問題と同じで、統合することで共通経費が削減でき、サービスが向上する。公益事業の経営のあり方を示しているのでしょう。特に、送電の運用についても東電の能力は高く、現状では、東電以外には考えられないこと。このままの経営体制でも、国営化するのでも現状の人材、組織が運用せざるを得ないだろうと考えを示されていました。
■東電がすべて悪いのではなく、悪いのは電力事業のガバナンス

「発電に関しても、送電に関しても東電(の現場は)は真面目すぎるくらい、まじめにやっている。また高い技術を持っているので、首都圏で発電所を作っても運用は、東電の社員がやってもらってもいい。また、送電も然り。何が悪かったかというのは、電力事業のガバナンスが悪かったのだろう。」

■意外と知らない現状の電力自由化

「現状、東電の電力網を使って電気事業を行なっている特定規模電力事業者(PPS)がある。PPSには「30分同時同量」という規制がかけられている。一般電気事業者以外のPPSなど電気事業者は、自分の会社が作りたい時に電力を作って、作りたくないときに作らないというのは許されていない。PPSの発電所の送電端にメータが取り付けられていて、またPPSの顧客にもメータが取り付けられていて、30分の間、ある範囲を超えてしまうと、ペナリティを払わなければいけない規制がある。これは一種の保険のようなものだ。東電などの一般電気事業者には、電気を安定的に供給しなければならない義務がある。我々は、それにお金を払っているのである。」
■身近な電力の単価、契約を意識しているだろうか?

「では、実際に我々が支払っているのは、いくらか?また単価はどのくらいなのか知っているだろうか?例えば、ここ東大はどうだろう?家庭はどうだろう?以外とみんな知らないんです。東京都の施設の料金、単価を調べさせたら、様々であった。また、同じ東京都であっても、施設ごとに東電と契約している。それはチョットおかしいのではないだろうか?」
■発電所は地域の観光資源、付加価値創出

「地域に発電所があることが一部の住民には、迷惑だと思われるかもしれない。でもその発想は変える必要がある。例えば、煙突の周囲を囲むように、煙突の排熱を利用して野菜を作ったらどうだろうか?また照明で照らし、演出したらどうだろうか?地域の観光資源としても有効だと思う。天然ガス発電所の建設については、そういった視点からも考えていく必要がある。」
■会場からの質問として

Q3)東京都にエネルギーのことなど提案したいのだが、提案に行くと担当じゃないとか、はねられてしまうのですが、どのようにしたらいいのでしょうか?
Q4)電力事業の国営化について。

 などがあり、猪瀬さんの回答としては、

A3)都庁も確かに組織の縦割りがある。副知事に就任する際に、議会から承認を受けなければならないが、行政組織に関与しないようにとの条件で承認された。副知事としての担当は、国や特別な課題についてである。だが、そういう制約の中、組織の縦割りを個別課題のプロジェクトチームを作って対応している。提案があればどんどん提案して欲しい。

A4)なぜ国有化がいいのか説明してほしい。(質問者「わからない。」)では、国有化にこだわらなくてもいいのではないか?
研究会終了後、名刺交換が行われ、参加者や登壇者との交流がはかれました。

特に、交流会では、事務局、参加者などさらに交流をもつことができました。

会場が小規模の会議室であったため、登壇者との距離も近く、特に、猪瀬さんの発言は説得力があると言った感想を持たれている人もいました。
今後も、特にエネルギー、資源を対象として、サスティナブル・シティ研究会を行なっていきたいと思います。
以上

2012年1月10日火曜日

【告知】東京の中小企業振興って何だろう~東京都の施策と企業現場を学ぶ~

このたび「東京の中小企業振興って何だろう」と考えるシリーズものの企画やります。

内容としては、第一弾で中小企業振興で頑張っている自治体職員のセミナー企画、第二弾で、実際の企業現場を訪問して、頑張っている社長さん等からお話を伺う企画の2つを行います。

まず第一弾として、1月13日(金)の夜に、都庁の産業労働局の課長と、八王子市役所にて産業振興に携わっている係長さんを招いて、「東京の中小企業振興って、何だろう??」をテーマに、色々とお話をする会を開催します。

詳細は下記のとおりですので、参加希望の方は、藤田までご連絡ください。

先着順及び〆切もありますので、お申し込みはお早めに♪

【東京の中小企業振興って何だろう~東京都の施策と企業現場を学ぶ~】

1 企画のねらい

○ 東京の中小企業振興は重要だ!!という話はよく聞くが、東京で働く自治体職員でありながら、実際東京都は、どんな施策をやっているのか、よくわかっていない人も多い。

○ 現場は重要だ!!という話もよく聞くが、技術力等が優れている中小企業等の現場に行って、頑張っている社長さんなどから話を聞く機会もあまりない。

○ 今回は、東京都の産業振興に関わっている方々から、都の中小企業施策の概要を聞いたうえで、さらに企業現場を訪問し、都の企業の技術力等の高さを実際の生の現場で体感し、本当の「東京における中小企業振興とは何か」を考えてみる。

2 講師

(1) 東京都産業労働局企画担当課長 奥山雅之氏。商工部計画担当係長、商工施策担当課長などを経て現職。東京都産業交流展の開催、東京都産業振興指針2011の策定等に携わる。

    当日は、東京都の中小企業施策の概要をお話いただきます。

(2) 東京都産業労働局商工部創業支援課係長(八王子市役所から派遣) 鈴木泰氏 八王子にて10年以上産業振興に携わっており、他にもまちづくり活動など多彩に活動中。

    当日は、地域の中小企業の役割などをお話いただきます。

3 対象者

(1)東京で働く自治体職員。もちろん興味ある方であれば、公務員以外も参加OKです!!

4 日時及び場所

(1)日時

  2012年1月13日(金)18時30分~21時まで

  ・18時30分開始

  ・18時30分~20時 奥山課長、鈴木係長からのお話

  ・20時~20時50分 参加者でグループトーク

  ・20時50分~21時 片付け・解散

  ・21時~ 懇親会(参加任意)



(2)場所

  ・東京都庁第一本庁舎25階会議室(決まり次第、別途ご連絡します)

5 お申し込み方法

○お名前
○懇親会参加の有無
○ご所属(任意)

を記載の上、 level2001jp@yahoo.co.jp (藤田)までお申し込みください。

6 注意点

○会場の都合などから1月13日セミナーのお申し込みは先着25名及び1月10日(火曜日)〆切とさせてください。

7 企業訪問について

○ セミナーとは別途1月27日(金)14時くらいから東京で頑張っている中小企業訪問を行います!!
○ 当日は八王子市内の企業を訪問する予定です。詳細が決まりましたらご連絡します!!

8 主催団体(T2S及びTOPICの共催)

(1) Tokyo Think Sustainability(略してT2S)

「持続可能な東京」を考えるプラットフォームとして東京都職員、民間企業、大学関係者などが参加するコミュニティ。
http://tokyo-think-sustainability.blogspot.com/

(2) Tokyo Public Innovators’ Community(略してTOPIC)

「東京から公共をあたらしくする」を合言葉に、東京で働く公務員のつながり作りを目的としたコミュニティ。主に東京都内で働く自治体職員などが参加。

https://sites.google.com/site/tokyopublicinnovatorscommunity/

2011年11月19日土曜日

【場所が変更になりました】無縁社会ワークショップ(11.24)

T2S事務局です。

以前こちらでもご案内した、Tokyo Design Model City.(ToDeMo.)が11月24日に開催する「無縁社会ワークショップ~「日本の、これから」から1年~」の会場が変更となりました。

会場は、東京都庁第2庁舎10階201会議室となりました。
※同じ建物、同じフロアの別の会議室です。

なお、当日のスケジュールの詳細については、以下の通りです(途中退出・入室可)。

6時30分開会:ファシリテータ-プレゼン

7時15分頃:パネルディスカッション

8時00分頃:ダイアログ「あなたの考える『地域コミュニティ』にできることとは?」

8時50分頃:終了予定

お申し込みはこちら⇒http://kokucheese.com/event/index/19394/

どうぞ宜しくお願いします。