2010年11月28日日曜日

白熱教室報告会レポート!「都庁でサンデル教授の話をしよう。」

11月5日に都庁で開かれた、「都庁版・白熱教室」スタッフが語る白熱教室参加報告会の報告を以下の通りいたします。




第1部スピーカー:平松さんによる白熱報告
 NHKで放送され人気を博している番組、ハーバート白熱教室in Japanに参加してきたT2S代表・漆原と同広報・平松による報告会を行いました。開場には30人もの人数が集まり、国家公務員、地方公務員の他高校生まであらゆる背景を持つ方々と意見交換することができました。
白熱教室についてはご存じの方も多いでしょうが簡単に説明します。白熱教室はハーバート大学のサンデル教授が同校で行っている一般教養の授業で、政治哲学を扱っています。政治哲学と言っても学問的な答えのある一方的に教えるような内容ではなく、対話しながら一般的な話題についてだんだん深く掘り下げていくうちに政治哲学的思想を体感するようなタイプの授業内容となっています。

この授業がハーバード大学であまりに人気ある授業となりNHKがとりあげ、そしてついにサンデル教授が来日して東京大学にて授業を行いました。

白熱教室のすばらしいところは①普段一人ひとりが考えていたことを可視化し、自ら自分の考えをはっきり知ることができること、②自分と違う意見を知ることができること、そして③その後、自分の考えていることを理論づけて考えられるようになること、と言えるでしょう。特に③がサンデル教授の授業の特徴で、授業で扱ったテーマ以外に考え方が応用できることが他とは違う点です。たとえば自分が考えている正義とは最大多数の最大公益なのか(ベンサム)、善意なのか(カント)、美徳と共通全を育むことなのか(アリストテレス)を日常から分析してとらえることができるようになります。すると自らの考えが普段から整理されるようになり、わかりやすくなることで自分の中で考えをさらに発展させることができるようになるのです。
第2部スピーカー:漆原さんによる白熱教室
さて、この報告会ではサンデル教授の授業の報告のみに留まらず、実際に白熱教室を再現してみました。テーマはT2Sらしく、地方自治体が水ビジネスに参入することについて、議論しました。議論は想像以上に白熱してしまい、話が飛び火状態に!誰も発言しないことを心配していたのに話が盛り上がりすぎて大変なことになってしまいました。

ここから感じられることは、やはりファシリテーターの力は上記の白熱教室で感じられる3つの効果を生じさせ、また議論を深めることに不可欠であるということです。白熱とは言えども、ただ熱くなるだけではなく議論を取り仕切る人がはっきりとした目標を持つこと、一方でその意図を感じさせすぎることなく各人に自由に考えさせ発言させた上で気づいたときには取り仕切る人の意図する方向に議論が進んでいること、そのようなバランスをとることが求められるのでしょう。

今回の議論は意見のぶつけあいになってしまった感じがあり、多くの人は話の方向についていけず戸惑ってしまっている場面がありました。議論を深め、考え方を学ぶ、というような本家の白熱教室とは違ったものになってしまったかもしれません。しかし逆にそれぞれが感じていることを素直に自由に発言する場面が多かったが故に意見交換としては良かったのではないでしょうか。地方自治体が行う水ビジネスという切り口からかなり多岐に渡った範囲の考えを聞くことができました。具体的には地方自治体はだれのために働くべきなのかということ、地方自治体の意思決定主体、意思決定方法はビジネスのような素早い判断が求められる場面ではどのように行うべきなのかということ、そもそも水ビジネスと一言で言っても利潤を得て自治体の財政を支えるためにやるのか、水メジャーから地球環境を守るためにやるのかということ、、結局どれも結論を出すまで議論はできなかったものの、議題を深めることができたのは大きなはじめの一歩と言えます。
白熱会場の様子
改善の余地があるということで、次はもっと時間をとって行いたいですね。きっともっと白熱した議論ができることでしょう。

レポート作成:T2S猪俣


ご参加頂いた多くの方々、本当にありがとうございました。次回、白熱教室も宜しくお願いします。

2010年10月19日火曜日

【告知】T2S×NHK白熱教室inJapan参加報告会-都庁版・白熱教室スタッフが、本場・白熱教室の感動を語る―

―「都庁版・白熱教室」の運営スタッフが、
「本場・白熱教室」@東大に参加した
報告会を行うサプライズ緊急企画11・5―

 このたび、T2S代表の漆原さんと私が参加してきたNHK白熱教室inJapanの報告会を、このたび都庁で開催することになりました(先日、漆原さんはテレビにも映りました)。

 どなたでも参加できまるイベントですので、サンデル教授ファンや哲学好きな方、いらっしゃいましたら是非お越しください。



サンデル教授の話をしよう。
NHKハーバード白熱教室in Japan参加報告会

 今年6月より「都庁版・白熱教室」を開催しているTokyo Think Sustainability(T2S)が、今年夏に東京大学で開かれたNHKハーバード白熱教室in Japanに参加し、サンデル教授によるJustice講義を受講してきました。このたび、それに係る参加報告会を、下記のとおり開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。

1 日時    平成22年11月5日(金)午後6時開場、6時半開演(予定)おおむね午後9時まで

2 内容    NHK白熱教室報告会および都庁版・白熱教室による参加者ディスカッション

3 プログラム(途中入退室可)
・18:30 第1部 「本場白熱教室の衝撃」T2S広報・平松優太
・19:00 第2部 「サンデル教授の本音」T2S代表・漆原隆浩
・19:30 第3部 「これからの『東京』の話をしよう」ワークショップ ※参加者によるディスカッション

 都庁版・白熱教室の運営スタッフが、本場・白熱教室に参加して感じたことや、当日の様子などについてプレゼンテーションを行った後、皆様でディスカッションする場も設けてございます(時間は目安、第3部については、人数によって変更の可能性有)。

4 会場  都庁第2庁舎10階 210・211会議室

5 費用  無料

6 申込  こちら(http://kokucheese.com/event/index/5236/)からお願いします。

月刊ガバナンス8月号より
右:広報・平松(第1部スピーカー)
左:代表・漆原(第2部スピーカー)
7 メンバー募集  T2Sは、白熱教室以外にも社会のために活動しています。興味のある方はこちら 【http://www.tocho-i.metro.tokyo.jp/kokuti/bunkataiiku/tts.html

※都庁版・白熱教室についてはこちら。 【http://www.inosenaoki.com/blog/2010/05/post-3032.html
 ちなみに、先日10月17日放送のNHK「『白熱教室』の衝撃」で、T2S白熱教室(都庁版・白熱教室)が紹介されました。

皆さんのご応募お待ちしております!

2010年10月6日水曜日

トルコ料理を食べながらスピリチャルな話を

9月某日、阿佐ヶ谷のおいしいトルコ料理を食べながら(ビールも!)ゆっくりした対話の空間を過ごしてきました。


会のきっかけは、西村勇也さんの主催しているダイアログアクションに参加したことがきっかけで、そこで知り合った武蔵野ロック兄さんこと西尾さんが声をかけて下さったことでした。参加されたのは、ロック兄さん、格闘社労士コジーさん、チャーリーさん(包容力とスピリチャルな話が魅力を感じました。)、「最高の居場所」を主催しているとうりょうさんと私の5人でした。T2Sの集まりとは違う雰囲気をもっている皆さんと話ができてとても刺激を受けました。特に、チャーリーさんとロック兄さんは「世代間の対話促進」について、MLでやり取りをしているので、今後も対話の機会があると思います。(近々新橋で。)それと、とうりょうさんに「最高の居場所」のMLの仲間入りをさせていただきました。皆さん、とてもオーラを感じる素晴らしい方々で、これからも刺激を受けさせていただきたいと思います!なお、当日あまりに疲れていたので、目が死んでいたようです。ちょっと最近、いろいろな所に顔を出しているので、疲労困憊だったようです。

最後に、店を出て対話隊のマドンナであるさなさんが登場しました。お店の前で記念撮影をして別れました。

投稿者 漆原隆浩



2010年9月15日水曜日

9月4日、地方自治体職員交流会2010in中野に参加してきました。

この会は、中野区職員の酒井直人さん、永見英光さん、青木大さんが中心に行われたものです。前半は今年の3月開催されました第4回全国都市改善改革実践事例 発表会『改船(KAIZEN)なかの20丸』を中心とした概要の報告会、 後半は中野区で行われている勉強会NASの活動報告と情報交換を兼ねた交流会となりました。


前半は永見さんから中野区が実施している「おもてなし運動」の説明、そして各自治体で行われている改善事例の発表する場である全国都市改善改革実践事例発表会の報告でした。後半は酒井さんから勉強会NASの取り組みについて報告でした。今回の交流会では全国の自治体の職員の方々が13名参加され、各報告の後、活発に各自治体の状況等について意見交換を行いました。(全国の自治体の職員とは、全国から東京事務所や内閣府へ出向されている方々です。)

特に、NASでは、勉強会という講師の話を一方的に聞いて終わりにするだけでなく、後半をダイアログ形式にして、話し合う場をもうけるというもの、次回9月29日に実施されるとのことでした。交流会の後は、近くの焼鳥屋でさらに交流を深めました。

今回参加して感じたのは、やる気があって能力も高い自治体職員がまだまだ沢山いることが分かりましたし、そういった人たちが組織や社会を変えていくために行動に移していることです。T2Sも母体は都庁の職員が多いですが、組織で生かされない問題意識や能力の発揮場所をもっともっと作って、それらが有機的に結びついていくことで大きな変化が生まれてくるのではないかと感じました。


それと、酒井さん、永見さん、青木さんの人柄が非常にいい。明るくて話しやすい。こういう会を主催するためにはこういう雰囲気づくりが大切だということが非常に勉強になりました。

この会は、実はT2Sメンバーでもある多摩市の原田正樹さんが仕掛け、中野区の方々の協力のもと開催できたとのこと。お誘いを受けたのですが、そういったやり取りがあった
ことを全然知りませんでした。人と人のつながりを持ったキーマンがいろいろな場所で活躍しているんですね!

これからT2SもNASとか様々な集まりとコラボをして盛り上げていきたいと思いました。

酒井さん、永見さん、青木さん、そして原田さんありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

レポート 漆原隆浩

2010年9月5日日曜日

8月27日、T2S白熱教室第3弾、アミタHD熊野氏を講師にお呼びして行いました!

「“持続可能社会の実現”という事業~最大のフロンティア市場~」。「衣・食・住足りて礼節を忘れ、不幸になる」をテーマとして、孔子もアダムズミスもマルクスも想像しなかったという副題で、熊野氏が約30年前に会社を興してから今までを通して実際に行ってきた事業のお話しから、経営理念を盛り込まれて中身の非常に濃い講義をしていただきました。

熊野氏は、私(漆原)がずーっとお会いしたかった方。ツイッターでやり取りをさせていただいたりして、まずます思いが高まりました。今回それが実現し一つ夢がかないました。

さて講義ですが、まず熊野氏から「人類は、史上はじめて物が豊かで、心が貧しい時代を迎えている」と非常にセンセーショナルな問題意識から始まりました。経済的に豊かになれば幸せになれるということが今までの常識でした。例えば「GDP2位を中国に奪われる!」などとマスコミが報道するとなぜか悔しく、悲しくなるのは、経済だけの物差しで考えていることが何か体に染みついているからだと思います。熊野氏の言葉は、センセーショナルだけれども誰も否定できない事実です。それがわからない。分かっていても変えられない。そういう社会に我々はいるんだということを改めて実感し、そういう社会の深い問題に企業の経営者が真っ向から取り組んでいるんだ!ということに、講義の開始から衝撃を受けてしました。

講義はアミタがどのように歩んできたのかに続きます。石油ショック、円高ショック、バブル崩壊、金融ショック、同時多発テロ(株価大暴落)、サブプライムローンというピンチをどのように乗り切ってきたかお話しがありました。顧客、社員に信頼される会社つくり。常識にとらわれず、発想をかえること。時代の変化にそって事業を展開してきた変化すること。でもその中には変化とともに、E・F・シューマッハ著「スモール・イズ・ビューティフル人間中心の経済学」での問題意識の追求という変わらないものが熊野氏の経営には存在していることが分かりました。

などなど、本当はもっと書きたいのですが限りがありませんので、熊野氏の経営理念、考え方に興味がある方は、著書の「思考するカンパニー」(幻冬舎)を読んでみてください。私は熊野氏と同じ問題意識を持っていたのですが、それはなぜそうなっているのか?どう説明するのか?という部分に関しては、明確なものを持ち合わせていませんでした。私はここがいわゆるその人の哲学の根源だと思っています。原発や有機農法などの是非を議論すること、考えること、答えの成否はなかなかでませんね。こういうときに、人類の長い歴史や生態系(私は人類も生態系の一部と考えています。)から学ぶのです。熊野氏はそれができている。(先輩に失礼ですが。)なので著書を拝読させていただき熊野氏の深い物事の分析と分かりやすく説明されていることから、非常に理解ができました。ただ、さらりと重たいことを説明されているので読み流してしまいがちですが、とても思慮深い内容の書籍です。一度読み終わり私は2巡目に入りました。

さて、講義や著書を通じて私が感じた3つのことを述べたいと思います。

はじめに、持続可能な社会を阻む問題として、水、食糧、エネルギー、資源の枯渇の問題が取り上げられがちですが、熊野氏はこのことが根源的な問題ではなく、人間の心の問題にあるとおっしゃいます。

この部分は本当に共感するというか、熊野氏の達観したものの考え方に私はため息がでました。私が感じているのは、例えば水について、節水器具や節水トイレを使って資源を有効に使おうとしても、水を大事にする心を持たなければ意味がないと思っています。なぜそうなってしまったのかというと、近代水道が普及して我々は恩恵を受けて水道事業者任せになってしまい、その代償として水を大事にすることや水への関心がなくなってしまった結果だと考えています。つまり便利さのあまり、リアリティを失ってしまった。。人間が生きていくために絶対に必要なものなのに、生活の中で水のことを感じ、考えることがなくなっていまいました。おいしい水ってフランスのボトルウォータなのって!そしてボトルウォータのような水をトイレやお風呂につかっていたり。。

これからの社会、もの以外に価値を見出す事業をしていくこと(特に心)が重要なんですね!

次に、関係性、不確実を確実にする事業です。関係性については、アミタが行っている「森林酪農」の例があげられるでしょう。日本の貴重な資源として森林があります。(森林自体、私は日本人の心の故郷だと思っています。)今森林が大変荒れています。人工林の問題や人の手が入らない森林がある。かつて地域に暮らす人々の共有の資産として、生活を支えていた森林の木材は、安い輸入材にとってかわられ、森林は価値がないと見なされて放置されてきました。森林と人々の暮らしとのつながりがとぎれてしまったのです。しかし、アミタは、そういった森林の中に牛を周年放牧し、森林の空間や自然を活かしながら酪農を行うことで、森林を適切に管理し、美しい森づくりを目指す「森林酪農」を実施することで、森林と酪農に新たな価値を与えました。アミタが運用する「森林ノ牧場」では、新たな雇用を生み出し、また地域の方々が集う場、また都会と地域、都会と自然をつなぐ場となっています。そういった関係性を築いていくことの重要性を理解することができました。また、経済社会の変動やエネルギー資源の変動に影響されない、産業やコミュニティーがそこにできている。つまり、これからの不確実性が増していく社会の中、関係性をつないでいくことで非常に安定的な事業を行っていくことができるのですね。

講義の質問の中で、水と森林について出ましたが、その中で、関東平野でいえば利根川などの河川の上流の農耕地で化学肥料や農薬を使うと、下流の地域でそれを飲料水として使用しなければならないという問題がでました。こういった水の問題は、国の間でも農林水産省、環境省、厚生省と縦割りになっていて、いくら我々が課題だ!何とかしろ!といってもなかなか解決ができないでしょう。多分、縦割りの行政組織では関係性を築いていけないからだと思います。こういった部分を熊野氏が言う「最大のフロンティア市場」なのではないかと思いました。

実際に動きだしたプロジェクトとしてT2Sが行っているロングサイクルプロジェクトもそういった解決を図っていきたいもの。人間にとって環境にとって良い自転車という乗り物が、都会では放置自転車として、自治体の財政負担(23区では年間150億円を投入)、自転車の使い捨て、まちの景観、歩行者の通行障害などの害を生んでいる。そのために、駐輪場を整備するだけではだめで、放置されないような関係性を気付いていくことを進めていきたいと考えています。

最後に、企業組織の考え方です。著書にある「思考するカンパニー」。熊野氏は、未成熟で生まれる人間は、他の哺乳類に比べ大脳が発達しすぎて未成熟で生まれると。つまり、ライオンは、シマウマを捕って食べるために、牙と爪がある。シマウマは、草を上手に食べてエネルギーに変える歯や消化器官がある。生物はそうやって淘汰され進化してきたんですね。(著書に鮒の話があります。)人間は、集団生活を営み安全に暮らしていくために大脳が発達しているんだということが分かりました。これは人間にだけ与えられた特別なものです。つまり考え方が悪ければ、生態系の中で淘汰されるし、良ければ生き残ることができます。人間も企業組織も同じで思考することが大事であるということです。このことを考えると、今の社会でどうすればいいのか必然的に分かるでしょう。

実は、私が、T2Sの名称を考えた時も同じことを考えていました。持続可能性を実現するために終わりはない。考え続けることだと。だから名称にThinkという言葉を入れました。それも、ただ考えるだけではなく、考えては一歩行動し、また考えるその繰り返しかと思っています。

それと、アミタでは入社することを「合流」といいます。これはアミタが社員を労働者としてではなく、持続可能な社会を実現するための同志であり、一緒に夢を実現しようという思いからだそうです。こういった今までの企業とまったく異なる価値観を持った会社の理念から多く刺激を受けました。

T2S白熱教室では、終了後に恒例のバータイムがあります。普段お忙しい熊野氏とアミタHD広報担当の鎌田さん(T2S白熱教室の事前調整にすごく丁寧に対応して下さった素敵な女性です。)も参加し、参加者は皆さんが感じる問題意識を楽しく時に真面目に意見交換しました。もちろん、熊野氏の周りは参加者が取り囲み、23時過ぎまで盛り上がりました。最後に、駅まで行く途中で、記念撮影をしました。

熊野様、鎌田様本当にありがとうございました。まだまだ書ききれないことばかりですが、またいつかご一緒できればうれしいです。

レポート 漆原隆浩

2010年9月1日水曜日

8月30日、ダイワ JFSサスティナビリティカレッジに参加してきました!

今回はパタゴニア日本支社長の辻井隆行氏が「パタゴニアがビジネスを続ける理由」というテーマでの講義です。(http://www.japanfs.org/ja/pages/029400.html


仕事の関係で遅れてしまい、最初の部分が聞けなかったのは残念でしたが、途中からでも十分に刺激を受ける内容でした。その中で、パタゴニアの製品が原料の生産、加工から流通、販売までどのような過程で、地球に足跡を残しているのかということをWeb上で表しているフットプリントクロニクル(http://www.patagonia.com/jp/contribution/patagonia.go?assetid=23438)という活動に企業としてのレベルの高さを感じました。(第7回のWWF粟野さんがおっしゃっていましたが、WWFの自動車会社への調査の中で、座席に使われる牛皮がどこで調達されたのか分からない会社もあったそうですよ。)

フットプリントクロニクルのサイトをご覧になると、製品に対して調達、製造についての経路とともに、「良い点」「悪い点」「私たちの考え」が記載されています。ここで重要なのは、「悪い点」をきちんと把握されていて、「私たちの考え」で会社の考え方を示している点です。ここまできちんと自社の製品を把握している企業はあるでしょうか?

それと、1% for the Planetという企業の売上の1%を環境活動に寄付する運動に参画しているそうです。( http://www.patagonia.com/jp/patagonia.go?assetid=1960&ln=32)簡単でとっても分かりやすい!T2Sも参画したいですね~。売上はないですが。

私はサスティナビリティカレッジ終了後、辻井さんに駆け寄り名刺交換へ。29日行われた地球サミット準備ダイアログで私が考えるプロジェクトをプレゼンしたのですが、参加者とのダイアログの中で、新しく2つの製品のアイデアが出たのです。講義を聴いていて、社会的な意義を深く考えるPatagoniaさんに作ってもらえないか直感的に思いました。これからどうなるか楽しみです。とりあえず一歩踏み出したい!

パタゴニア日本支社長の辻井隆行氏と写真撮影
名刺交換が終了すると、参加者有志で辻井さんを囲み食事をしました。辻井さんのお話しにとても共感しましたし、とても気さくなお人柄で、私も大変勉強になりました。(写真はその模様です。)それと、はじめて知ったのですが今まで4年間行ってきたサスティナビリティカレッジも次回で最終回だそうです。主催されたJFSの小島さんやスタッフの方に大変お世話になったし、ダイバーシティ研究所の田村さんや立教大学の上条さん、先日のT2S白熱教室にお越しいただいたアミタHDの熊野さんはサスティナビリティカレッジで知り合いました。食事をしながら、いつも参加する学生の方々と今後どうするか打合せも行いました。受けたご恩、学生たちと絶対何か続けていきたいと思います。

さてさて話は戻りますが、私がPatagoniaを知ったのは、20年近く前の学生の頃です。(年がばれますね~)同じ研究室の仲間がPatagoniaのTシャツを自慢げに着ていました。高いけどいいって。なので興味を持った私はすぐにお店に行きましたが、とても高かった!それ以来あこがれのブランド。でも製品だけでなく、会社としてのスピリットに共感したので早速何か購入したいと思います。質のいいジャケットをずーっと探していたのでお店を覗きに行きます。

レポート 漆原隆浩

2010年8月30日月曜日

Ust中継ワールドシフト@千駄ヶ谷レポート!

司会・野中ともよさん(左)とT2S漆原さん(右)
8月10日、T2SはFMヨコハマ出演後、夜20:00~21:30(22:00まで延長)に千駄ヶ谷コモンズで開催されたユーストリーミング中継番組「新しい変革Ustハブ@千駄ヶ谷コモンズ」の「WorldShift Networkers' Meeting (『対話で創る新しい変革』)」にも、漆原さんがプレゼンで参加しました。

これは、4月24/25日に国連大学で行われたWorldShift Forumの感動を呼び覚まし、来春の第2回開催につなげるため、それぞれのフィールドとスタイルで社会のシフトを目指しているネットワーカー(WorldShift Networker)同士のつながりと発信の場を設けてUSTREAM中継を行い、社会変革の必要性を全国に訴えるというものです。

野中ともよさん、谷崎テトラさんが司会を務める中、T2Sの漆原さんは「この社会は誰が変えるのか」をテーマにプレゼンを行いました。
Ust中継によるプレゼン

T2Sの立ち上がりの経緯や、現在の状況、サスティナビリティの重要性などについてプレゼンいたしました。漆原さんの表現でいうところの、組織や社会における「ゼッケンのない人」を発掘し、その人たちを集めて走り出す。そして、できることからやっていこうというスタンスで、T2Sは走り出しているのだ、ということを説明しました。

具体的な例として、ブリティッシュ・カウンシルのE-ideaコンペティションで受賞した「ロングサイクルプロジェクト」(都市の放置自転車を解決するPJ)の概要の説明もいたしました。前日に悪化した口内炎にも負けず(笑)T2Sが取り組んでいる様々な動きについて、聴衆のみなさんに伝えてまいりました。

当日の様子は、以下のリンク先から確認できますので、どうぞご覧ください(58:30~漆原さんのプレゼンです)。また、8月29日に行われた地球サミット2012準備ダイアログUst中継の報告も、追って行いますので、宜しくお願いします。
あなたにもできる「 」→「 」ワールドシフトは?
司会の谷崎テトラさん(左)×野中さん(中央)
http://www.ustream.tv/channel/worldshiftstream-jp
当日のUst中継の様子は、こちらから↑


2010年8月24日火曜日

NissanLPIE第一回インテンシブ

大変おそくなりましたが、7月17,18日と成田で行われたNissanLPIEの第一回インテンシブに参加してきた報告をいたします。

斉藤完一ファームへ行って、農作業をやったり、斎藤完一ファームでとれた有機野菜を食べながらバーベキューを食べたり、成田名物うな丼を食べたり。(食べてばっかりですが。。本当に。) 当日の様子は、NissanLPIEのWebサイトに掲載されています。http://www.nissan-lpie.org/output/index.html#100717
それと、OBの2009メンバー2名と私で社会にインパクトあるプロジェクトを企画しました。それをパワポにまとめ、現役メンバーに負けず、本日、竹内PD、西本SV,上田SV、現役メンバーの前でプレゼンしてきました。

OBの威厳を示せたか?どうかは反応を見ればわかった。

先生方、現役メンバーからの評価は上々。というか、アイデアがどうかとか、ロジックがどうかとか、と言うのももちろんあるが、何か人間的に認めたもらった感じがありました。(現役の時は怒られてばっかりだったので。)

土日をつぶしても、いろんな意味で行ってよかった!人脈もひろがったし。こういったイベントに行くかどうか迷った場合は、やっぱり参加すべきです。

PV,SVからは、また来いと。興味のある方はどうぞ!9月25、26日に成田で第二回インテンシブを行う予定です。

ちなみに、絵は、浦和美術館で行われていた新井良二展のお絵かきコーナーで斎藤完一さんのご自宅周辺の様子を記憶の限り書いてみました。変な絵ですが雰囲気伝わりますか?

レポート:漆原隆浩